こんにちは会員さん
代表取締役社長 原田 信 さん
事業内容:選鉱事業・鉄鋼・
非鉄金属リサイクル事業など
住所:北九州市小倉北区馬借3-6-42
TEL:093-521-4455
URL:https://www.nmd.co.jp/
製鋼スラグのリサイクル処理量で日本一を誇る日本磁力選鉱㈱は昨年12月に本社ビルを建て替え、2月から新オフィスで業務を始めた。老朽化での建て替えを機に目指したのは、社員同士がつながり、新たな価値を生み出す職場づくりだった。
きっかけは、建て替えに向けた社員アンケートで寄せられた「部門ごとに部屋が分かれており、交流しづらい」という声だった。そこで創業以来、大切にしてきた「和(なごみ)の精神」に立ち返り、人や部門などのつながりを重視した「+Re;(付加・循環・接続)」をプロジェクトコンセプトに設定。オフィス空間だけでなく、働き方そのものの改革にも踏み出した。
新本社は社員同士が自然に交流できる職場づくりを目指し、階層を緩やかにつなぐスキップフロアと吹き抜けを採用。フロアが異なっていても互いの気配が感じられ、自然と声を掛け合える環境を整えた。また、働く場所を業務に合わせて選ぶ「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」を導入。集中ブースやラウンジなど多様な空間を社員が自由に行き来することで、何気ない会話が生まれ、新たなアイデアの創出につながっている。
建物には同社らしい工夫も盛り込んだ。壁や床など各所に再生材やアップサイクル素材を採用した。環境性能の高さが評価され「CASBEE北九州」の最高ランク「S」と「ZEB Ready」の認証を取得。資源循環を事業とする企業ならではの価値観を建物全体で表現している。
代表取締役社長の原田信さんは「今後は、部署を超えてコミュニケーションが生まれる職場づくりを本社以外にも広げ、会社の一体感を高めていきたい」と語る。資源だけでなく人もつなぐ取り組みを他拠点へ展開していく考えだ。
スキップフロアと吹き抜けを導入したオフィス
夜間はあんどんのように地域を見守る本社
NEJI CHOCO LABORATORY(運営: オーエーセンター(株))
代表室 坂山 智哉 さん
事業内容:お土産卸・小売
住所:北九州市小倉南区津田新町3-15-5
TEL:093-474-9500
URL:https://nejichocolab.jp/
自分の顔をチョコレートに―。オーエーセンター㈱が運営するネジチョコラボラトリーは、立体的な「顔チョコ」を制作するサービス「じぶんショコラ」を始めた。顔写真をAIでデータ化し、立体造形することで、高い再現性を実現している。
「きっかけは、あいさつ回りで配られるカレンダーが、使われずに処分されている実態に、疑問を持ったことでした」と社長室の坂山智哉さん(28)は語る。どうせ渡すなら記憶に残り、無駄にならないものを―という発想からたどり着いたのが「食べればなくなる」チョコレート。さらに人の顔というインパクトを加え、強く印象に残る商品に仕上げた。
発想の根底にあるのが同社の掲げる「エモーショナルスイーツ」という考え方だ。美味しさだけでなく「面白い」「人に見せたくなる」といった感情を動かし、記憶に残る体験の提供を目指している。
北九州の土産として開発された「ネジチョコ」も同じ発想から誕生した。思わずネジを締めたくなる見た目には、体験としての面白さが詰まっている。精巧な形状と品質を両立させるため、3Dプリンターを活用し、試行錯誤を重ねて作られた。その技術を「顔チョコ」にも使って、細部の再現や強度調整など完成度の向上につなげた。
カカオ50%以上のクーベルチュールチョコを使用し、味にもこだわる「顔チョコ」は、ビジネスシーンで名刺と一緒に渡して場を和ませるほか、父の日や誕生日などのギフトとしても利用が広がっているという。坂山さんは「自分の顔を食べるという不思議な体験を通じて、記憶に残るきっかけをつくれたら嬉しい」と笑う。
チョコレートで感情を動かす―。同社の挑戦は続く。
オリジナルのパッケージを作成できる「ネジチョコ」
ひとくちサイズの「顔チョコ」

北九州の経済情報をいち早くお知らせする機関紙です。原則、毎月10日に発行しています。
掲載を希望される方は広報課までご連絡ください。
北九州商工会議所 広報課 TEL:093-541-0183