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こんにちは会員さん

伝統織物を次世代につないでいきたい

(株)ITOHEN

代表取締役 綿瀬 麻意子 さん
伝統織物をつかったアクセサリー制作・販売
住 所: 北九州市戸畑区銀座1-1-24-205
Mail:itohen.shop@gmail.com
URL:https://www.itohen.shop

 社名の「ITOHEN」は漢字の部首「糸へん」が由来。「部首が結びついてさまざまな漢字になるのと同じように、伝統織物で『過去と未来』や『人と人』を結び、つないでいきたい」という思いが込められている。
 代表取締役は綿瀬麻意子さん。名前に「綿」と「麻」が入り、「まるで導かれるように」織物を使った仕事をするようになり、今では「使命」だと感じているという。
 伝統織物との出会いは2012年頃。知り合いの着物屋さんから紹介された小倉織だった。その縦縞の美しさに魅せられ、同時に「小倉織を使ったアクセサリーをつくりたい」と思ったという。だが、制作は容易ではなかった。織元からも「アクセサリーの大きさでは小倉織の美しさを表現するのは難しい」と言われた。
 それでも綿瀬さんはあきらめなかった。「代々守られてきた織物を何とかつないでいきたい。小さいものだけど興味を持つきっかけになってほしい」。そんな思いを胸に約1年半試行錯誤を重ね、2016年「縞コロン」が完成する。2017年1月に創業し、11月には布の変色防止加工技術で特許を取得した。
 主力商品は九州各県の織物を使用した九州型ピンバッチ「72(NANA-TSU)」や全国各地の織物を使用したはしおき「ORIORINO」など多岐にわたる。伝統織物だけでなく、5月には個人の思い出の布をジュエリーにする「メモリアルジュエリー」も始めた。
 「日本だけでなく今後は海外の伝統織物を使った商品を制作・販売して海外で展示会もしたいですね」と綿瀬さん。
 「ITOHEN」は時代を超え国境を越えて、縁をつむいでいく。

地球にも社員にも優しく

新日本熱学(株)

代表取締役社長 室田 智 さん
基幹産業向け各種設備の工事
住 所: 北九州市戸畑区中原先の浜46-80
TEL:093-881-8841
URL:https://www.netugaku.co.jp

 新日本熱学(株)は「断熱工事」「鉄工工事」「プラントメンテナンス」の3つの柱で事業を展開するトータルエンジニアリング企業。国内屈指の三位一体サポート体制で基幹産業のプラントの断熱工事やメンテナンスを手掛けてきた。2024年4月に15代目の代表取締役社長に就任した室田智さん(61)は「地球環境にも社員にも優しい企業でありたい。そのためにも先輩方が築き上げてきた安全・品質・コンプライアンスを大切にしていく」と熱く語る。
 創業は1935(昭和10)年。断熱材を取り扱う会社としてスタート、以来89年にわたり日本のモノづくりを支えてきた。同社の強みは3つ。「一貫サポート」に加え「環境保全への貢献」と「信頼の技術力」だ。
 近年、力を入れているのが粒体の断熱材を複雑な形状のタンクに充填するパーライト工事。マイナス162度という低温の維持が必要な液化天然ガスタンクの保冷が目的だ。従来、パーライト工事は手作業の時間が多いため効率面が課題だったが、自社独自の機械を導入することで約30%のロス軽減を可能にした。
 地球環境と同じく社員にも優しい会社だ。「社員の健康は会社の業績に直結する」との社の方針に沿い、2017年に取り組みを開始。「有給休暇取得10日以上の推進」「人間ドック費用全額補助」「女性検診補助」などを次々に導入し、経済産業省の「健康経営優良法人」に4年連続で認定された。加えて今年度はトップ500社のみに与えられる「ブライト500」にも初めて認定された。
 「今後もカーボンニュートラルに寄与し脱炭素社会に貢献していきたい。同時に心身ともに健康で長く働ける社員を増やしたいですね」と室田さん。「お客様」「社員」「会社」の三位一体で100年企業を目指す。

パイプラインの断熱工事

転倒リスクのチェックを受ける社員

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