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こんにちは会員さん

これまでなかったワイン保存容器を開発

神楽フィースト(株)

代表取締役
岩永満宏さん
ワイン保存容器製造
北九州市小倉北区香春口1-13-1-2304
TEL:0120-540-615
URL : http://www.kagurafeast.co.jp/

 「新しいワインの楽しみ方を提供できると思います」。神楽フィースト(株)代表取締役の岩永満宏さん(55)が自信を持って送り出すのが、これまでになかったワイン保存容器「神楽ディスペンサー」。ワインと空気の接触面積をカットすることで酸化スピードを抑え、7~10日間開けたてのおいしさを楽しめる。「ボトルでワインを注文するのはためらう」といったニーズなどに応えることもでき、岩永さんは飲食店の経営やメニュー展開に好影響をもたらすと確信している。
 神楽ディスペンサー誕生のきっかけは5年前。岩永さんが貿易会社の代表を務めていたころ、同社に「ワインの酸化を抑える容器を作ってほしい」という依頼が来た。岩永さんはワインの酸化が、空気との接触面積・時間で決まることに着目。京都老舗茶筒メーカーの「落としぶた」にヒントを得て、ワイン液面に浮かぶふたの構造を考えた。しかし、樹脂の一体加工など特殊な技術が必要なため、開発は難航。日中の工場を訪ね歩いたが失敗の連続だった。ようやく石川樹脂工業(株)=石川県=と(株)キャステム=広島県=の技術と巡り合い、製品化を成功させた。
 神楽ディスペンサー最大の特長は、使いやすさ、そして充填ガス代などのランニングコストが不要なところにある。コンパクト(高さ35センチ)なうえ、耐久性や耐熱性にも優れる。家庭用冷蔵庫のドアポケットに収納できるので家庭でも導入しやすく、飲食店では酸化廃棄の心配もなく、料理にあわせた高級ワインをグラスで提供できる。
 今後は海外にも販売し、日本人の「もったいない文化」を届けることが目標。「グラスワインの楽しみ方が変われば、お客さんが変わります。そしてお店が変わり、まちも変わるはず。北九州にも世界に挑もうとしているベンチャーがいることを、北九州の若者に示したいと思っています」。新しいステップを迎えた岩永さんの挑戦は、これからが本番だ。

「神楽ディスペンサー」は日本や欧米など8カ国で特許を取得した

神楽ディスペンサーの仕組み

人と人をつなぎ このまちを守りたい

(株)Cloud9

北九州市小倉南区富士見2-7-14-2F
TEL:093-932-0251
FAX:093-932-0253
URL : https://www.japancloud9.com/

 社名のCloud9(nine)は直訳すると「雲の9番目の層」で「至上の幸せ」を意味する。「お客様にいい気持ちになってほしい」と願うとともに「雲の上のように高い視点から物事を俯瞰的に見る」という姿勢を込めた。
 代表取締役の藤本光二さん(50)は市内の不動産会社に5年間勤務し、2015年に(株)Cloud9を設立。不動産売買や買い取り、投資、任意売却、コンサルティングまで幅広く取り扱う。「不動産業は仲介が主な仕事。人と人をつなぐことがベースにあります」と話す。例えば、古い集合住宅の立ち退きが必要とされる相談では、弁護士にも相談しながら丁寧に協議を積み重ねる。オーナーと住民の間に立ち、双方の思いを伝えながら互いの妥協点を探す。「時には、お客さまであってもお叱りすることもあります」。自分のことだけでなく相手の思いをくみ取らなくては、話し合いでは解決しない。「お互いが納得し、ありがとうと言われるような解決を目指しています」
 最近は買い取り手が見つからず、処分できない空き家の整備にも取り組む。空き家を放置すると、災害や犯罪リスクが高まり、まちのイメージダウンにもなる。「自分たちのまちは自分たちの手で守りたい」。そんな思いから、関係者や司法書士などの士業、時には行政機関や地元議員にも相談に出向き、空き家の再生をめざす。
 「身近なゴール」として、後進への事業承継の準備も進める。藤本さんは「今の若い世代は、どこか世の中に暗い将来性のイメージを持っている人が多いと思います」といい、そんな次世代が夢を持って仕事に取り組める環境を作りたいと願う。「仕事は責任を伴います。大変なこともありますが、人の喜びに触れることで頑張ってよかったと思えることもたくさんあります。私たちの姿を見た若い人たちが、この北九州の地で夢を持てるようになれたらいいですね」。そう言って目を輝かせた。

社名の意味は「至上の幸せ」

北九州モノレールの城野駅から徒歩約3分のところにある本社事務所

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