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小倉織を纏う「天心 介」で世界を魅了

(株)小倉縞縞

専務取締役 築城 弥央 さん
小倉織の企画・製織およびその技術を
生かした生地開発、製品企画・卸、
小倉織商品企画卸
住 所: 北九州市小倉北区大手町3-1-107
TEL:093-561-0700
URL:https://www.kokura-shimashima.com

 400年の歴史を持つ小倉織のブランドを展開する(株)小倉縞縞は、創業180年の溝上酒造(株)と共同で日本酒「天心 介(BASIC・PREMIUM)」を開発、4月24日に限定販売を始めた。170本用意した「PREMIUM」はわずか2日間で完売、1200本の「BASIC」もこれまでに約560本を売り上げる人気ぶりで、専務取締役の築城弥央さんは「地元だけでなく県外や海外にも知ってもらえて嬉しいですね」と笑顔を見せる。
 「伝統織物と日本酒」という異色のコラボは2024年春にスタート。きっかけは「地域の文化を次世代につなげ、世界に発信する」という両社の地元愛だった。溝上酒造と協議を重ね、約1年かけてゼロから新しい日本酒を作り上げた。
 両社が目指したのは「凛とした強さとしなやかさ」という小倉織のイメージを「味」として表現すること。原材料は北九州産の山田錦と皿倉山の水。米麹、醸造方法にもこだわり、しっとりとした甘みが飲み進めるとすっきりした口当たりになるよう仕上げた。
 味だけでなく見た目の美しさにもこだわりが光る。ボトルの装飾は小倉織。江戸時代に袴や帯として珍重された歴史に着想を得て包み方を工夫したという。また、皿倉山の水をイメージした藍色の「藍輪舞」と「OCEAN BLUE」、小倉縞縞の代表的な柄「無彩キュービック」で北九州の豊かな自然も表現した。飲み終えた後もテーブルウェアなどに活用でき、実用性も兼ね備えている。
 「天心 介」は4月にイタリアで開かれたデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2025」でも高い評価を得ており前途洋々。築城さんは「これからも国内はもちろん世界中の人々を酔わせたい」と目を輝かせている。

天 心介「PREMIUM」(左の2 本)と「BASIC」

小倉織を製造する小倉縞縞の工場

安心安全なフードを小動物に

小動物のフード専門店sweeties (JMSシステム)

代表者 谷口 奈美 さん
ペット用品販売、システム開発
住 所: 北九州市小倉北区井堀3-6-32
    双幸ビル2 階
TEL:093-888-6057
URL: https://sweeties.jp/

 モモンガと一緒に出勤――。「小動物のフード専門店sweeties」を運営する谷口奈美さんはモモンガ愛にあふれる。
 「sweeties」スタートのきっかけも当然モモンガ。2018年、ふと立ち寄った近所のペットショップで出会ったフクロモモンガに「一目ぼれ」。「頭から一晩中、離れなかった」といい、翌日には家族の一員となる。
 「最初は噛まれたりしましたが、時間をかけて愛情を注ぐと心を開いてくれるようになりました」(谷口さん)。その愛情は「安心安全なフードを与えたい」という思いを生み出す。
 すぐに当時では珍しい国産フードの商品開発に着手。無添加や栄養にもこだわり、人間も食べられるほどの商品を開発、同時に通販サイトでの販売を始めた。
 谷口さんはアプリや通販サイトを開発する「JMSシステム」を2011年に立ち上げており、フードの販売サイト開設にはその経験が生きた。そして2023年、お客さんからの要望でシステム会社の隣に店舗をオープンした。
 フードの1番人気は低塩分の魚肉のすり身「フィッシュスティック」。香ばしい風味とふくよかな厚みは小動物を夢中にする。また、天然成分100%の「モモンミスト(消臭用・洗浄用)」は舐めても安心で飼い主に大好評という。
 店舗では月に1回、小動物交流会を開催。全国から参加者が集まり、ブリーダーを招いた悩み相談や商品紹介などを行っている。
 幼少期から動物に囲まれ、「コロナ禍のおうち時間でさらに動物への愛情が深まった」と谷口さん。現在はモモンガ7匹と爬虫類3匹を飼っており「これからも小動物の幸せのために出来ることをしていきたい」と目尻を下げる。

谷口さんが飼っているモモンガのマル(左)とルナ

天然成分100%のモモンミスト

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