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良いものを長く 暮らしに寄り添う 国産家具専門店

家具と日本茶の店 SHIKI  (株)四季

代表取締役 久藤 章 さん
事業内容:家具販売・日本茶販売、カフェ運営
住所:北九州市門司区柳町2-10-7
TEL:093-342-8998
URL:https://shiki-moji.jp/

 家具と日本茶の店SHIKIは、1階に日本茶カフェ、2階に家具のショールーム、という九州初の組み合わせで、2025年4月にオープンした。提案するのは「日本の上質な暮らし」だ。
 代表取締役の久藤章さんは、インテリア店に勤務していた時に、一脚の椅子の座り心地に魅了され、産地の飛騨高山の家具メーカーに転職し、10年間にわたり営業を担当。軽くて丈夫な飛騨高山の家具を紹介してきた。福岡市のメーカーショールームで勤めていた時に、北九州や山口からの来店客が多かったことから、地元北九州に家具店を開くことを決意し独立した。
 店舗では、応接セットやソファーなど、飛騨高山を中心に国産の家具が並び、使い心地を試すことができる。久藤さんは、素材の特長を伝えながら、お客様が好みの木材や生地を選ぶサポートをする。家具が身体に合わないと不調を招くこともあり、腰痛に悩んで相談に来るお客様も多い。例えば、ダイニングセットは、椅子のデザインは同じでも家族で使う一人一人に合わせて脚の長さを調整し、快適に座れるように加工する。大切にしているのは、良いものを長く使う暮らしを提案すること。久藤さんは「『これからもうちの家具をお願いね』と言われた時は、信頼されていることを実感します」と笑顔を見せる。
 店名には、四季を感じて心豊かな暮らしをしてほしい、という思いを込めた。季節の花や木を飾り、窓から見上げる戸ノ上山からは、季節の移ろいを楽しめる。日本茶カフェは専門店で経験を積んだ妻の茉耶さんが担当しており、春の桜茶、冬はしょうが茶、と季節を味わえる。
 今後は、お客様と家具職人が語らう機会をつくるなど、上質な暮らしに寄り添う専門店を続けていく。

上質な国産家具を体感できる空間

大きな窓とシックな黒い外観が特徴の「SHIKI」

資源と人をつなぐ新本社

日本磁力選鉱(株)

代表取締役社長 原田 信 さん
事業内容:選鉱事業・鉄鋼・
     非鉄金属リサイクル事業など
住所:北九州市小倉北区馬借3-6-42
TEL:093-521-4455
URL:https://www.nmd.co.jp/

 製鋼スラグのリサイクル処理量で日本一を誇る日本磁力選鉱㈱は昨年12月に本社ビルを建て替え、2月から新オフィスで業務を始めた。老朽化での建て替えを機に目指したのは、社員同士がつながり、新たな価値を生み出す職場づくりだった。
 きっかけは、建て替えに向けた社員アンケートで寄せられた「部門ごとに部屋が分かれており、交流しづらい」という声だった。そこで創業以来、大切にしてきた「和(なごみ)の精神」に立ち返り、人や部門などのつながりを重視した「+Re;(付加・循環・接続)」をプロジェクトコンセプトに設定。オフィス空間だけでなく、働き方そのものの改革にも踏み出した。
 新本社は社員同士が自然に交流できる職場づくりを目指し、階層を緩やかにつなぐスキップフロアと吹き抜けを採用。フロアが異なっていても互いの気配が感じられ、自然と声を掛け合える環境を整えた。また、働く場所を業務に合わせて選ぶ「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」を導入。集中ブースやラウンジなど多様な空間を社員が自由に行き来することで、何気ない会話が生まれ、新たなアイデアの創出につながっている。
 建物には同社らしい工夫も盛り込んだ。壁や床など各所に再生材やアップサイクル素材を採用した。環境性能の高さが評価され「CASBEE北九州」の最高ランク「S」と「ZEB Ready」の認証を取得。資源循環を事業とする企業ならではの価値観を建物全体で表現している。
 代表取締役社長の原田信さんは「今後は、部署を超えてコミュニケーションが生まれる職場づくりを本社以外にも広げ、会社の一体感を高めていきたい」と語る。資源だけでなく人もつなぐ取り組みを他拠点へ展開していく考えだ。

スキップフロアと吹き抜けを導入したオフィス

夜間はあんどんのように地域を見守る本社

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