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火災から復活、70年変わらない味を守り続ける

(株)耕治

代表取締役 平野 桂之介 さん
左の写真は本部長の平野義英さん
飲食店(中国料理)
住 所:北九州市小倉北区魚町2-4-4
   (本店)
TEL:093-551-2849
URL:http://koji-group.com

 小倉で70年、変わらない味を守り続ける「耕治」。2024年に鳥町食道街の火災で本店が全焼するという大きな試練に見舞われたが今年7月、魚町に新しい本店を構えて再スタートした。
 2 代目で代表取締役の平野桂之介さん(63)は「立ち上る黒煙を目の当たりにしたときは絶望でした。しかし多くのお客様からお見舞いやあたたかい励ましの言葉をもらい、再建を心に決めました」と振り返る。
 新店舗は火災前の本店の趣を残した幕末の京都の町屋を思わせる空間に西郷隆盛や勝海舟などが揮ごうした書や美術品が飾られ、食事とともに文化も楽しむことができる。広さは約3倍となり、よりゆったりと過ごせるようになった。再建には息子で本部長の義英さん(29)も加わり、京都から壁材を取り寄せるほど細部までこだわったという。
 旧本店と変わらない雰囲気で「味」も変わらず楽しむことができる。看板メニューは醤油ラーメン。初代から2代目の平野さんに受け継がれた味を「変えないこと」が最大のこだわりだ。さらに、もう一つの名物がふかひれラーメン。かつて文化人に愛された逸品で作家の松本清張もその一人。東京に拠点を移してからも「耕治のふかひれラーメンを送ってほしい」と電話をかけてきたほどだった。歴史とともに歩んできた味は、今も変わらず多くの人を魅了している。
 「まだ来たことのない方にぜひ足を運んでほしい」と桂之介さん。今後は東京にアンテナショップを開設し、県外の人にも愛される店を目指す。火災を乗り越えた老舗の挑戦は、これからも続く。

魚町に再建した耕治本店の外観

看板メニューの醤油ラーメン

魅力を引き出す「光る一本」を提案

GLEAM=(株)Spring

代表取締役  吉田  康人 さん
眼鏡小売業
住 所:北九州市小倉北区京町1-5-17
TEL:093-383-9688
URL:https://gleam-opt.com/

 「自分に似合うメガネが分からない」̶̶そんな悩みに向き合う眼鏡専門店「GLEAM」。約1,300本のフレームの中から「似合う」を超えた「素敵」な一本を提案し、お客さん自身も気づいていない魅力を引き出している。
 「メガネは視力矯正の道具であると同時に自己表現のアイテムでもある」と代表取締役の吉田康人さん(48)は語る。顔立ちだけでなく、雰囲気やファッションに合わせて提案することで、その人らしさを引き出すスタイルを大切にしている。スタッフも吉田さんの思いに共感しており、恵藤雅明さんは「見た目だけでなく人柄にも合うメガネを提案するようにしています」と話す。
 スタイルの原点には吉田さん自身の経験がある。学生時代からファッションに興味があった吉田さんは、眼鏡店などのアルバイトを通じて「似合う」を提案する楽しさに気づき「自分の店を持ちたい」と思うようになった。フレームメーカーに入社し営業職を約7年経験した後、2011年に八幡西区で創業。2014年に小倉に移転し2023年に博多店をオープン。現在は天神店の開業準備を進めている。
 「この人から買いたい」と思ってもらえるような店づくりを目指す吉田さん。店内はスタッフとの対話を通じてしか購入できない仕組みで、接客に強いこだわりを持っている。「必要だから買う」のではなく「欲しいから選ぶ」楽しさを感じてもらえるよう心掛けているという。
 「原点は北九州。店舗の展開が広がる中でも地域に根ざして眼鏡の価値と魅力を丁寧に伝えていきたい」と吉田さん。
 今後も「キラリと光る」一本を届けていく。

スタッフの恵藤雅明さん

GLEAM小倉店の外観

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