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「初代社長の座右の銘『質実剛健』のもと地道にお菓子作りに情熱を注いできました」
「フレンチパピロ」や「太鼓せんべい」などのお菓子を製造している(株)七尾製菓の常務取締役、原田祥之さんは笑顔で語る。
同社は、小麦粉を使ったせんべいの製造からスタートし今年で67周年。時代とともに商品の種類を増やし、小麦粉焼菓子は今や国内屈指の生産量を誇る。昔ながらの製法で伝統の味を守ることにこだわりつつ、時代に合わせて進化してきた。機械だけに頼らず職人の手仕事により仕上がるお菓子は、おいしいだけでなく見た目も美しい。現在、製造しているのは焼菓子やドーナツ、ゼリーなど約50種類。主にスーパーやドラッグストアなどの量販店で販売している。
同社は海外展開にも力を入れてきた。売り上げトップ3はアメリカ、韓国、香港。日本ならではの抹茶味のお菓子などが人気だという。
近年はイスラム教徒の方も食べられるハラール製品にも注力している。きっかけは2012年にフランスで開かれた国際見本市に参加した際、宗教上の理由で同社のお菓子を食べられない人がいるのを知ったことだった。
「文化や習慣の違いがあっても安心してお菓子を楽しんでもらいたい」。そんな思いから誕生したのが桜餅風味の「桜せんべい」だ。完成まで3年の時間を費やし2021年、ハラール認証を取得。今年11月1日には「第2弾」として、海外で人気がある抹茶を使ったラテ風味の「サクベイク抹茶」も発売した。
「日本全国、世界各国で楽しんでいただけるお菓子を作っていきたいですね」と原田さん。これからも情熱と職人技が凝縮された伝統の味を北九州から発信していく。
(2024年11月号掲載)
お菓子のラインナップの一部
ハラール認証を得た新商品"サクベイク抹茶"

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